BMWは現在、高性能2ドアクーペ『M4』に設定するスパルタンモデル、『M4 CSL』を開発中だが、その最新プロトタイプを捉えるとともに、そのキャビン内を鮮明に撮影に成功した。
その車内には、「M」と「CSL」のブランドがはっきりとわかるカーボンファイバー、それに囲まれたセンターコンソールのオートマチックスティックが装備されている。またCSL専用のスポーツバケットシートが確認できるが、後部にはシートがないことがわかる。コックピットには「iDrive8」や大型ディスプレイがないことにも注目だろう。
エクステリアでは、アグレッシブな吸気口を備えるフロントバンパー、カーボンファイバーリップスポイラーを装備、その側面には赤いCSLロゴも見てとれる。足回りでは、フロントに275/35-19、リアに285/30-20のミシュランカップ2ダイヤを装着、ホイールのセンターキャップには「50JahreBMWM」ロゴが配置されている。
予想されるパワートレインは、3.0リットル直列6気筒エンジンを搭載。「M4コンペティション」では最高出力503ps、最大トルク650Nmを発揮するが、M4 CSLでは550psと予想され、オートマチックトランスミッションが組み合わされる。しかしもっとも重要なのが、M4 CSLがベースモデルM4より大幅に軽量化されることだ。後輪駆動によるボディワークの軽量化と後部座席の削除により、220ポンド(100kg)以上の軽量化が実現すると思われ、この軽量化とハイスペックにより、並外れたパフォーマンスが期待できるだろう。
M4 CSLのデビューは、5月20に決定している。