プジョーが現在、ブランド初となるクーペクロスオーバーを開発しているが、ワールドプレミアを6月下旬にすると発表するとともに、そのティザーイメージを初公開した。
これまで「4008」などと呼ばれ噂されていたコンパクトモデルは、過去の408シリーズのセダンとステーションワゴンから逸脱する型破りなシルエットとなる。
公開されたティザーイメージでは、308ハッチバックや3008SUVと同様のデザインのフロントグリルが見てとれ、ボディカラーのアクセントが縦に入っている。またアグレッシブなスタイルのLEDヘッドライトの一部、ブランドの新しいエンブレム、フードにある408のバッジなども確認できる。
プジョーは新型408が「プジョーの新種」であり、「SUVの特徴的なコードとダイナミックなファストバックシルエットを組み合わせた」と述べており、メディアでは、このボディスタイルを「クーペクロスオーバー」と呼んでいる。これまで捉えたプロトタイプでも、地上高の増加と、大きく傾斜したルーフライン、および長いリアオーバーハングが確認されている。
市販型では、シトロエン「C5X」と同様の「EMP2」プラットフォームの拡張バージョンを採用、グリルから判断するとボンネットの下に燃焼エンジンを置かれているはずだ。電動化については明確な答えを発表していないが、プラットフォームがマイルドハイブリッドやプラグインハイブリッドなど電動パワートレインのみに対応しており、おそらく、1.2~1.6リットル「PureTech」直列4気筒ガソリンエンジンと、1基または2基の電気モーターが組み合わされると予想される。また2023年に登場する「e-308」と、オペル「アストラ-e」では「EMP2」プラットフォームがEVと互換性があることを証明していることから、フルエレクトリック「e-408」導入の可能性も除外できないだろう。
408市販型はグローバルモデルになることが確定しており、欧州限定ではなく他国際市場でも提供される予定だ。