BMWは6月22日、高性能M3初となる『M3ツーリング』を初公開したが、プレス写真では未公開の「マン島グリーン」カラーのプロトタイプをカメラが初めて捉えた。
足回りには複雑なスポークパターンの黒いホイールを装着、その後ろにはダークブルーのブレーキキャリパーも確認できる。
M3ツーリングは、コンペティション仕様でのみ提供される。これにより、3.0リッター直列6気筒ツインターボエンジンを搭載、最高出力503馬力、最大トルク649Nmを発揮することになる。高性能ワゴンには、8速オートマチックおよび全輪駆動「M xDrive」のみが付属、ドライバーはすべてのパワーを後輪に送るモードを選択できる。
また0~100km/h加速は3.6秒、最高速250km/h(リミッター作動)のパフォーマンスを持ち、オプションの「Mドライバーズパッケージ」では、最高速が280km/hまで向上する。
ボディサイズにも変化が見られる。通常の3シリーズツーリングと比較して、M3は3.3インチ(8.38 Cm)長く、3インチ(7.62 Cm)広い。 またM3セダンよりも約200ポンド(90.72キログラム)重いが、後部座席を倒した状態で、53.3立方フィート(1,509リットル)の後部貨物スペースを提供してくれる。
M3ツーリングだが、北米では3シリーズツーリングを販売していないため、北米や中国に導入される可能性は低い。尚、欧州市場では、9月にオーダーを開始、12月にデリバリースタートが予定されており、価格は103,587ユーロ(約1,500万円)からとなっている。