ルノーのMPV『カングー』の派生商用バン『カングー コンビスペース』により大型の7人乗りバージョンが発売されることが確定、その市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えた。
第3世代となる現行型カングーは2021年に発売されたばかりの新型モデルで、日産『タウンスター』や、メルセデスベンツ『シタン』とは兄弟モデルとなっている。現在は5人乗りのMPVとして発売されているが、7人乗りではより実用性を高めた、上級モデルとして期待される。
市販型では、5人乗り同様にフロントドアとリアスライドドアを備えている。しかしホイールベースのストレッチにより、3列目のシートをカーゴエリアにすることも可能だ。5人乗りバンでは最大3,500リットルの積載スペースを提供しているので、後部2列が折りたたまれればかなりの空間が出現することになる。
パワートレインは、5人乗りのカングーのものを広く反映している可能性があり、1.3リッターの4気筒ターボ付きガソリン、または1.5リッターのディーゼルエンジンを選択できる。最高出力は100ps、130psのガソリンエンジンと、75psから115psの範囲の3つのディーゼルエンジンからセレクト可能だ。また近い将来フルエレクトリックも設定される可能性が高いという。