BMWがトヨタと共同開発した2ドアスポーツカー『Z4』の高性能グレード「M40i」に6速マニュアルギアボックスが設定される可能性が高いことがわかった。
兄弟モデルであるトヨタ『スープラ』は4月、直列6気筒モデルの「RZ」グレードに待望のマニュアルトランスミッション車を設定しており、BMWでも同様のアップグレードを受けるというものだ。
Z4は現在、一部の市場で6速マニュアルを備えた直列4気筒「Z4 SDrvie 30i」を提供しており、それに続くことになる。3代目となる現行型Z4(G29型)は2019年に復活。2022年内、あるいは2023年初頭にも大幅改良が見込まれており、そのタイミングで直6MTが導入されそうだ。
またZ4は、2025年内にもオーストリアのマグナシュタイアで生産が終了すると噂されており、近い将来はフルエレクトリックモデルで再登場の期待もされている。EVはマニュアルトランスミッションの終わりを示すため、Z4改良型がBMW最後のMT搭載スポーツカーになる可能性もありそうだ。