EV新興企業の「Aehra」は、過激な超高級新型クロスオーバーSUVを10月に公開予定で、そのティザーイメージがリリースされた。
Aehraは、タリアのミラノに本社を置く新興のEV自動車メーカーであり、元ランボルギーニのチーフデザイナーであるフィリッポ ペリーニ氏を含むスタッフが在籍、ランボルギーニの血を引くモデルと言っていいだろう。
公開されたティザーイメージでは、前部にバタフライドア、後部にガルウィング開口部があるように見える超高級電気SUVを示唆している。フロントエンドやボディシルエットもぼんやりと見ることができるが、ノーズは切り詰められ下向きに曲がり、湾曲したくぼみがフロントの先端を締めている。
リアエンドには、短いオーバーハングでテールに流れる急勾配のウィンドウを装備、LEDテールライトは、デッキとバンパー下部の赤いストリップライトで構成されるなど、従来にSUVのようには見えないデザインが特徴のようだ。
そのほかの詳細は明かされていないが、Aehraのデザイン責任者フィリッポ・ペリーニ氏は、「Aehra初のクロスオーバーSUVは、イタリアのデザインの比類のないエレガンスと世界最高の素材とエンジニアリングをシームレスに統合し、カスタマージャーニー全体にシフトチェンジをもたらします。」と語っている。
またパワートレインやバッテリー技術に関しても情報提供されていないものの、WLTPテストによる航続600kmの動力パフォーマンスを持つ、メルセデスベンツ「EQS SUV」と同レベル以上が期待される。
市販型の予想価格は16万ドル(約2千3百万円)~18万ドル(約2千5百万円)程度となっており、テスラ、BMW、メルセデスベンツ、ポルシェのEVと競合することを想定しているという。
新型SUVのワールドプレミアは10月だが、2023年2月にはセダンも登場予定となっている。