メルセデスベンツは現在、エントリー・クロスオーバーSUV『GLA』ファミリー改良新型に取り組んでいるが、その最新プロトタイプをカメラが捉えた。
現行型GLA(H247)は、2018年後半に発表、2020年から販売されており、これが初の大幅改良となる。
ニュルに姿を見せたプロトタイプは、ボディ前後をカモフラージュし、そこが重点的に改良されることを示唆している。フロントエンドのグリルには水平バーを備えており、これがAMGトリムではなく標準バージョンであることがわかる。バーの後ろは新しいメッシュパターンに変更、メルセデスのロゴが置かれるグリルの中央には、電子ドライバーアシストシステム用のセンサーが配置されるようで、センサーは更新されたGLAのロゴと統合される可能性がある。
そのほか、ヘッドライト内部のLEDデイタイムランニングライトや、バンパーエアインテークが新設計されるのは濃厚と言えるだろう。後部では、ボディ幅全体にカモフラージュされたストリップを装着、修正されたLEDテールライトを隠している。
リフレッシュされたGLAクラス内の写真はないが、メルセデスのMBUXインフォテインメントソフトウェアの最新バージョンがインストールが予想される。アップデートされたAクラスには新しいステアリングホイールが付いているので、GLA改良新型にもそれがあるのは理にかなっているだろう。
パワートレインは、最高出力150psを発揮する2.0リットル直列4気筒ディーゼルターボエンジン、最高出力224psを発揮する2.0リットル直列4気筒ターボエンジン、システム合計218psを発揮するプラグインハイブリッドなどがキャリーオーバーされる見込みだ。しかし、同ブランドでは『Aクラス』と『Bクラス』を2025年に廃止し、EVや高級モデルを中心にシフトしていく計画を発表、今後GLAはGLBとともに集中的に高性能化される可能性があるとも噂されており、改良新型でもエンジンラインアップの見直しが期待されるかも知れない。
GLA改良新型のデビューは、2025年モデルとして2024年と予想、遅れてパフォーマンスモデルとなるAMG「GLA 35」と「GLA 45」が導入予定となっている。