アウディが現在開発中の新型エレクトリッククロスオーバーSUV、『Q6 e-tron』に設定される最強バージョン、『Q6 e-tron RS』市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えた。
ベースモデルのQ6 e-tron開発車両は、今夏に何度か目撃していたが、ホットな「RS」は3月以来初めてだ。ニュルで捉えたプロトタイプは、デザイン詳細は隠しているものの、実用的なスクエアバックSUVボディが確認てきる。
フロントエンドには、トレンドの上下二段スプリットヘッドライトを装備、大型コーナーエアインテーク、突き出たリップスポイラーなどが見てとれる。Q6 e-tronはEVであるため、リアエンドにRS特有のクワッドエキゾーストパイプは見られないが、足回りにはアップグレードされたブレーキが黒いホイールの後ろに隠れているほか、複数の「RS」バッジがパフォーマンスモデルであることを際立たせてくれる。
市販型では、ポルシェと共同開発したプレミアム・プラットフォーム・エレクトリック(PPE)アーキテクチャを採用、同プラットフォームを採用するマカンEVとは兄弟モデルとなる。
ベースモデルのパワートレインには、シングルモーターとデュアルモーターバージョンを用意、システム合計476psを発揮すると予想されている。一方「RS」では、最高出力600psを発揮するが、ブーストにより2.5秒間最大646psまで向上させることが可能だ。
Q6 e-tronのワールドプレミアは、2023年前半と予想されており、RSはその数カ月後、遅れれば2024年初頭となるだろう。またRSの下に位置する「S」モデルも開発中と噂される。