ホンダは7月、パフォーマンス5ドア・ハッチバック『シビックタイプR』新型を発表したが、その派生モデルとなる「2ドアクーペ」を、期待を込めて大予想した。
1997年に初めて設定されたシビックタイプRだが、2ドアとなると2007年から2012年にかけて販売された「FN2」型のハッチバック以来存在していない。
予想CGで協力してくれたのはデジタルアーティストの「SUGAR DESIGN」だ。CGでは、2007年のハッチバックと異なりスポーティーな2ドアクーペが描かれている。5ドアハッチバックのエレガントな傾斜ルーフは、フレアフェンダーや、新設計されたウィンドウラインと上手く調和、大型リアウィングの配置も変更され、ハッチバックよりかなりスポーティーに修正されている。
パワートレインは、セダン同様2.0リットル4気筒ターボエンジンを刷新、最高出力330ps、最大トルク420Nmが期待できるほか、クーペスタイルによるCD値、ハンドリングなどにさらなる向上がみられるだろう。
やはりパフォーマンスモデルは2ドアクーペが似合うと実感するが、クロスオーバーや多用途車の人気がますます高まる中、クーペは、消費者の支持を大幅に失っている事実を考慮すれば、実現するのは難しいと言わざるを得ない。せめてレンダリングCGの世界で、2ドアクーペの夢を見て頂きたい。