メルセデスベンツは現在、ミッドサイズクロスオーバーSUV『GLE』改良新型に着手しているが、そのパフォーマンスモデルとなる、『GLE 53』の最新プロトタイプをカメラが捉えた。
2代目となる現行型(W167/C167)型に設定されているAMG「GLE 53 4MATIC+」は2019年に登場しており、これが初の大幅改良となる。
オーストリア・アルプスで捉えたプロトタイプは、ボディ前後を軽くカモフラージュ。フロントエンドでは、ヘッドライト上部にシャープなLEDデイタイムランニングライトを配置する新グラフィックを採用、サイズはわずかにコンパクトになる。また軽く変更されたグリル、よりスポーティーなバンパーが確認できる。
後部ではLEDテールライトのグラフィックを新設計。偽装の合間からは水平ラインが目立ち、バックライトが再配置されている。インテリアにはSLなどの新しいモデルに見られるものを反映した、新フラットボトムステアリングホイールを装備、グロスブラックのアクセントと、タッチコントロールボタンを備えた3本スポークデザインが特徴となっている。またワイドなガラスディスプレイにはアップデートされたインフォテイメントシステムが搭載されるだろう。
パワートレインは、3.0リットル直列6気筒ターボチャージャーエンジンを搭載し、EQブーストシステムと組み合わされる。追加の21psを短時間提供できる電気モーターを備え、9速オートマチックギアボックスを使用、0-100km/hを5.2秒で到達させる。
AMG GLE 53改良新型のワールドプレミアは、早ければ2022年内と予想される。