マセラティは10月に入り、2ドアスポーツカー『グラントゥーリズモ』新型を発表したが、その派生オープンモデルとなる『グランカブリオ』市販型プロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが初めて捉えた。
プロトタイプのボディには、「Maserati」のロゴやシンボルマーク「トライデント」のデザインが付いているにも関わらず、グリルの同バッジをカモフラージュしているのはご愛嬌か。
グランカブリオでは、クーペルーフを折りたたみ式のリトラクタブルファブリックルーフに変更している他は、後部シートの設定、フラッシュドアハンドル、フロントフェンダーの3連インテーク、ヘッドライトユニットなど、クーペから継承される予定だ。
プロトタイプの後部には、クワッドエキゾーストパイプを装備していることから内燃機関モデルであることがわかる。ボンネットフードの下には、3.0リットルV型6気筒ツインターボチャージャー「ネットゥーノ」エンジンを初搭載。最高出力は489ps、最大トルク600Nmを発揮するほか、最高出力550ps、最大トルク550ps、を発揮する高性能バージョン「トロフェオ」の設定も濃厚となっている。
またフラッグシップモデルとなるEV「フォルゴーレ」も予想され、最高出力750ps、最大トルク1,350Nmの瞬間チャージを発揮するデュアルモーター電気システムを搭載する。この数値は、マセラティがこれまで生産したコンバーチブルの中で最もパワフルなモデルとなり、0-100km/h加速2.8秒で駆け抜ける。
キャビン内では、12.2インチのデジタルインフォテイメントクラスターや8.8インチタッチスクリーンを搭載するはずだ。グランカブリオファミリーのデビューは、2023年以降となる。