フェラーリは2023年から2026年までのロードマップを制作、その内部資料が流出し概要がわかった。
同ブランドでは、2026年までに14台以上の新型モデルを発表する予定で、この中には『ラ・フェラーリ』後継モデルとなる新型ハイパーカーが含まれている。より正確に言うと、後継モデルは2024年にデビュー、その2年後の2026年7月にはよりハードコアな「XX」バージョンが導入されるほか、コンバーチブルバージョンも設定されるという。
社内コード「F250」と呼ばれるプロジェクトでは、ラ・フェラーリ後継モデルを限定599台生産、XXバージョンは30ユニット限定となるほか、オープンモデルは199台で、すべての合計は828台が生産される計画だという。
昨年捉えたプロトタイプは、フェラーリおよびアペルタをベースとし、根本的に異なるフロント&サイドビューが確認できる。フロントバンパーのコーナーには新設計されたエアインテークを装備、ボンネットにあるエアスクープはほとんど目立たなくなっているほか、サイドのエアインテークもコンパクトかつ新形状となっている。
後部では、センターに設置されていたプランシングホースバッジやフォグランプを備える柱がなくなっているほか、クワッドエキゾーストパイプが上向きとなっていることが確認できる。
ルーフラインは新設計されており、新しいエンジンカバーを装着、足回りではラ・フェラーリがセンターロックホイールなのに対し、プロトタイプは5つのラグナットを備えていることがわかる。
パワートレインは不明だが、「HY-KERS」に変わる新開発ハイブリッドシステムを搭載するとみられている。ラ・フェラーリが6.3リットルV型12気筒エンジン+電気モーターにより949hpを発揮したことから、後継モデルは1000hpを大きく超えてくる可能性は高いだろう。