オランダを拠点とする自動車メーカー「Donkervoort」(ドンカーブート)は、新型スーパーカー『F22』を12月10日ワールドプレミアすることを発表するとともに、ティザーイメージを公開した。
ドンカーブートは1978年に設立、ハンドメイドによるスポーツカーを販売している。F22は2013年に登場した『D8 GTO』の後継モデルで、性能、安全性、実用性が向上するとされているという。
公開されたいくつかのスケッチとリアエンドのティーザーイメージは、2ドア2 シーター構成に忠実でありながら、先代のロータスセブンにインスパイアされたD8 GTOシルエットの進化が見てとれ、「F22」のスタイリングを示唆している。
フロントエンドはよりアグレッシブに見え、長いベント付きフードと特徴的なむき出しのホイールを装備。テールは、よりスリムな LED テールライト、ワイドなリアフェンダー、大型のディフューザーで近代化されていることもわかる。
F22市販型では、より大型の前モデル「D8 GTO」の2 倍のシャシー剛性を備えているにもかかわらず、800 kg (1,764 ポンド) を「大幅に下回る」重量を目標とし、「世界で最も軽量な公道走行可能なスーパーカー」の更新を目指している。
D8 GTOのパワートレインは、アウディ「RS3」から2.5リットル直列5気筒ターボチャージャーエンジンを流用。F22では、排出量が少なく、燃費が良く、D8 GTO よりも高速になるといい、レブマッチングとフラットシフト技術を備えた新しいマニュアルギアボックスが装備される。またアップグレードされたシャーシは、スポーツカーが2Gを超えるコーナリングフォースを発揮できる、まったく新しいアクティブサスペンションシステムを備えているという。
F22のワールドプレミアは、12月10日、オランダ・レリスタットにあるドンカーブート本社からオンラインで行われる。