キャディラックは現在、エントリークロスオーバー『GT4』を開発中とみられるが、その市販型と思われる画像が流出、スウェーデンのエージェントを通して入手した。
GT4は、「XT4」と「XT5」の間を埋めるモデルとして開発、市場でのライバルにメルセデスベンツ『GLA』や、BMW『X1』など想定している。セグメント的にはクロスオーバーとワゴン、そしてSUVの中間に位置する可能性が高いモデルだ。
エクステリアデザインでは、幅広のグリル、薄型のヘッドライト、シャープなボディラインなどほかモデルと一線を画するあらたなデザインが採用されている。一方、ボディサイズは、XT4クロスオーバーより33mm(1.3インチ)長く、ホイールベースは21 mm (0.8インチ)長い。ただし、XT4より99 mm(3.8インチ)低くなっており、新しいトヨタ クラウンのようなプロポーションを彷彿させる。
また市販型では、XT4と「E2XX」プラットフォームを共有、アプローチアングル15度、ディパーチャーアングル21度で、車両はクロスオーバーよりで、ルーフラインが低いにもかかわらず、オフロード性能を高めている思われる。
パワートレインは、トリムに応じて2つのエンジンのいずれかが供給される。ベースモデルには、上汽GM東悦が製造する1.5リッターのターボチャージャー付きエンジンを搭載。中国政府が発表した文書によると、最高出力204psを発揮する。上位モデルには、SAIC-GMの2.0リッター ターボチャージャー付きパワートレインも用意されている。こちらの最高出力は230psで全輪駆動により提供される。
市販型では、パノラミック サンルーフ、ルーフラック、ツートン カラーのボディ カラーなどのオプションが用意され、2023年の発売が予想される。