ポルシェ 911 GT3 RS 新型、自然吸気ボクサー6搭載の最高峰モデルに | Spyder7(スパイダーセブン)

ポルシェ 911 GT3 RS 新型、自然吸気ボクサー6搭載の最高峰モデルに

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ポルシェ 911 GT3 RS 新型(ロサンゼルスモーターショー2022)
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ポルシェは11月17日、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー2022に、2ドアスポーツカー『911』シリーズの高性能モデル『911 GT3 RS』(Porsche 911 GT3 RS)新型を出展した。

◆レーシングカーのノウハウを生かした専用装備

大幅なパフォーマンス向上の基盤となるのが、センターラジエーターコンセプトだ。このアイデアは、レーシングカーの『911 RSR』に最初に採用された後、『911 GT3 R』へ拡大展開された。新型911 GT3 RSは、3つのラジエーターレイアウトの代わりに、大型のセンターラジエーターをフロントフードに配置した。これにより、両サイドにできたスペースを使用して、アクティブエアロダイナミクスエレメントを統合することが可能になった。

フロントの無段階調節式ウイングエレメントと2分割リアウイングは、他の空力対策との組み合わせで、200km/h走行時に合計409kgのダウンフォースを獲得する。このダウンフォースは、先代の「991.2」世代の2倍、現行の『911 GT3』の3倍に達し、285km/h走行時のダウンフォースは合計860kgに及ぶ。

ポルシェの市販車に初めて、「ドラッグリダクションシステム(DRS)」が装備された。DRSは、サーキットのストレートセクションで空気抵抗を抑えて高速を得るために、特定の作動範囲内においてスイッチを押すだけでウイングをフラットにできる。エアブレーキ機能は、高速走行中の緊急ブレーキ時に作動する。フロントとリアのウイングエレメントが最大に設定され、空力による減速効果を生み出してホイールブレーキを大幅にサポートするという。

◆ポルシェの市販車史上最大のリアウイングを装着

リアには、スワンネックで支持された大型ウイングが付く。このリアウイングは、固定式メインウイングと、油圧調節式アッパーウイングエレメントで構成されている。ポルシェの市販車としては初めて、リアウイングの上端が車両ルーフよりも高く設定された。911 GT3から流用されたリアディフューザーは、わずかに変更されている。

ノーマル、スポーツ、トラックの3つのドライビングモードを備える。トラックモードでは、基本設定を個別に調節することが可能。とくにフロントとリアのリバウンドダンピングとコンプレッションダンピングは、それぞれを複数の段階で調節することができる。

リアディファレンシャルは、モータースポーツ由来の操作・表示コンセプトのステアリングホイールのロータリースイッチによって、迅速かつ直感的に調整できる。4つのロータリースイッチとDRSのスイッチがステアリングホイールに付く。ロータリースイッチを調節すると、インストルメントパネルにグラフィック表示される。

◆4.0リットル水平対向6気筒エンジンは最大出力525ps

新型911 GT3 RSには、高回転志向の4.0リットル水平対向6気筒ガソリン自然吸気エンジンを搭載する。最大出力は525psにパワーアップした。これは、主に変更されたカムプロファイルを備えた新しいカムシャフトによって得られたものだ。シングルスロットルインテークシステムとリジッドバルブドライブは、モータースポーツから派生した技術となる。

トランスミッションは7速「PDK」。全体的なギア比は、ベース車両の911 GT3よりも短くなっている。アンダーボディのエアインテークにより、サーキットで頻繁に使用される場合でも、トランスミッションは負荷に耐えることができるという。0~100km/h加速3.2秒、最高速296km/hの性能を可能にした。

新型911 GT3 RSの重量は、CFRP(カーボンファイバー強化樹脂)などのさまざまな軽量設計によって、1450kgに抑えられた。ドア、フロントフェンダー、ルーフ、フロントリッドをはじめ、標準装備のフルバケットシートにも軽量なCFRPが使用されている。

フロントには、対向6ピストン式アルミ製モノブロック固定キャリパーと直径408mmのブレーキディスクを採用した。911 GT3と比較して、ピストン径が30mmから32mmに拡大され、ディスクの厚さが34mmから36mmに増加している。リアには、対向4ピストン式のユニットと直径380mmのブレーキディスクを装備した。新型911 GT3 RSには、センターロック式の軽合金製鍛造ホイールが標準装備されている。

ポルシェ 911 GT3 RS 新型、自然吸気ボクサー6搭載の最高峰モデル…ロサンゼルスモーターショー2022

《森脇稔@レスポンス》

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