トヨタは、人気コンパクトクロスオーバーSUV『C-HR』次期型を示唆する『C-HRプロローグ』コンセプトカーを世界初公開した。
南フランスに存在する、トヨタ欧州デザイン部門の「ED2」で設計されたというコンセプトカーを現行型「C-HR」と比較すると、オーバーハングが切り詰められ、大径ホイールを装着するほか、リアウィンドウの傾斜が強くなるなどスポーティーさが向上している。
フロントエンドでは、フルLEDヘッドライトを備える「ハンマーヘッド」スタイルのノーズを採用、「クラウン」や「プリウス」などトヨタブランド最新のデザインアイデンティティが見てとれる。またバンパーには空気力学を向上させるために、大きなインテークを囲む黒いコンポーネントも確認できる。
側面では、フロントフェンダーに向かい三角形のガラスが極小化、ポップアップドアハンドルやデジタルミラーが採用されている。またその後ろでは、リアクォーターパネルとCピラーが強調されていることがわかる。
またリアエンドでは、LEDテールライトの外側の角に後部ドアハンドルがあるように見えるほか、LEDライトバー、かなり大型の特徴的ディフューザーも見られる。
C-HR次期型のプラットフォームとパワートレインに関する詳細は明かされていないが、おそらく、「TNGA-C」アーキテクチャを採用、ハイブリッドに加えプラグインハイブリッドの設定が発表されており、RAV4とプリウスに続き、ヨーロッパでのトヨタの3番目のPHEV製品となる。
C-HR次期型のワールドプレミアは、2023年内が有力だ。