VWは現在、ゴルフの兄貴分『パサート』次期型を開発中だが、その派生ワゴン「パサート ヴァリアント」最新プロトタイプをカメラが捉えた。
現行型パサート(B8型)は2015年にデビュー、これが8年振りのフルモデルチェンジとなる。ニュルで高速テスト中のプロトタイプは、前回同様にシルバーボディで登場、下部バンパーの輪郭、ボンネットのカットアウトも確認できるが、そのほかヘッドライトやグリルは未だダミーステッカーで隠されている。
注目はサイドビューで、フラットなホイールアーチ、力強いラインなどBMW『3シリーズツーリング』に似たデザインが見られるほか、Dピラーも「ホフマイスターキンク」を彷彿させる。さらにハッチの形状やブランドバッジの配置なども、3シリーズツーリングに似ていることも次期型の特徴といえるだろう。
カメラマンによると、ニュルを高速で走るプロトタイプは、明らかにガソリンエンジンのサウンドが聞き取れたといい、エレクトリックモデルでないことは確実だろう。次期型で歴代最後の内燃機関となる可能性があるパワートレインは、マイルドハイブリッドの支援を受け、いくつかのガソリン及びディーゼルエンジンと組み合わされるほか、プラグインハイブリッドもラインアップされる可能性が高い。
パサートヴァリアントのワールドプレミアは、2023年内と思われ、次期型ではセダンがラインアップから排除、ワゴンのヴァリアントのみ設定されると予想されている。