かつてイタリアを拠点として躍動したデザインブランド、「ベルトーネ」が新型ハイパーカーの最新ティザーイメージをリリースした。
ベルトーネは、1912年に創業した名門カロッツェリアだ。これまでアルファロメオ「GT」、「モントリオール」、ランボルギーニ「ミウラ」、「カウンタック」、ランチア「ストラスト」など数え切れないほどの名車を手掛けてきたが、2014年破産宣言をし、1世紀以上にわたる自動車デザインに終止符が打たれた。しかしその後、マウロ・リッチとジャンフランク・リッチのリッチ兄弟が、ベルトーネに関する権利を取得、いよいよ新型モデルが登場する。
新型ハイパーカーの詳細は謎に包まれているが、同社では、そのパフォーマンス マシンはプラスチック廃棄物から作られた燃料で動作するように設計されていると語っている。
新たに公開されたティザーイメージでは、複数のコの字LEDデイタイムランニングライトを備えるヘッドライトを装備、ミッドシップのプロポーションを備えた底床2シーターが予想できる。
ディテールは不明だが、スポーツカーセグメントに革命をもたらすデザインというより、マクラーレン「720s」やロータス「エミーラ」を彷彿させ、同ブランドでは、そのスタイリングを「イタリアのエレガンスと「イタリアの紳士」への賛辞」として機能すると表現している。
いずれにしても、ベルトーネは復活を遂げた後、イタリアのエレガンスと息をのむようなパフォーマンスを融合させた、限定版ハイパーカーを製造するハイエンドメーカー」になると言われており、今後続々と新型モデルが登場する可能性もありそうだ。