アウディのエレクトリック・クロスオーバーSUV『Q6 e-tron』市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えた。
現在アウディは新型モデルの開発車両を続々とフィンランドに持ち込んでおり、先日はエレクトリックセダン『A6 e-tron』を捉えたばかりだ。そのほかクーペSUVの『Q6 e-tronスポーツバック』などエレクトリックモデルが多く見られるが、エネルギー源の性質上、多くの注意が必要な新しい電気自動車にとって特に価値が高いといえるだろう。
捉えたプロトタイプは、正面からだとほぼスポーツバックと区別をつけるのは困難だ。どちらもプロダクションライトを装着、人気が続いているトレンドに従って、フロントには2 列のライトが装備されており、上の列はデイタイムランニングライトとターンシグナルとして機能し、下の列はメインビームとなっているはずだ。
内部では、『Q4 e-tron』と共有するフラットボトムハンドルを装備。その奥には台形のデジタルインストルメントクラスターが確認できる。中央のタッチスクリーンは、現在のラインアップでみられる統合されたディスプレイとは大きく異っているようだ。
Q6 e-tronは、ポルシェ『マカンEV』と同じ「PPE」プラットフォームを採用。シングルモーターとデュアルモーターを設定し、約100kWhのバッテリーパックを積む可能性がある。デュアルモーターは最高出力476ps、最大トルク800Nmを発揮する全輪駆動システムが予想される。また最高出力600ps、最大トルク830Nmを叩き出す最強の「RS」モデルも噂されている。
アウディQ6 e-tronは当初、今年デビューする予定だったが、ポルシェ マカンEVが2024年に延期されたのと同様、発表が延期される可能性がありそうだ。