ランボルギーニは2022年1月、往年のスーパーカー『カウンタック』を復活させたが、カウンタック後継モデルともなる、次世代スーパーカーを大予想した。
大手自動車メーカーのデザイナー、セザール・オリベラ氏が提供してくれた予想CGは『Ravietta』(ラビエッタ)と命名。『ムルシエラゴ』、『ディアブロ』、そしてもちろん『カウンタック』などの歴代ランボルギーニモデルからインスピレーションを得ながらも、現代の最新デザインを用いている。
とくに意識しているのはカウンタックで、その後継モデルという位置づけだという。ラビエッタはカウンタックにインスパイアされたシャープなキャラクターライン、キャブフォワードのディアブロプロポーション、ムルシエラゴのようなアクティブエアインテークを装備している。また回転式電話ダイヤルホイールも2000年代のランボルギーニを彷彿させる。
デザイナーのオリベラ氏は、「ラビエッタは、未来のランボルギーニがどのように見えるかについての私の考えです。ランボルギーニのDNAを新鮮な方法で再解釈し、シアンのような最近のモデルからのモダンなデザインの手がかりを組み合わせた未来的なデザインです」と語っている。
その結果、Y字型のフロント ライト シグネチャや、テールライトを組み込んだエンジンコンパートメント上部のスラブなど、ランボルギーニのデザインのよりモダンな要素も組み込まれている。またガラスルーフ、前方カメラ、垂直に積み重ねられた排気管などの要素はすべて新設計されたデザインも導入、全体として、クラシックなランボルギーニV12デザインと、モダンなミニマリストの美学を調和させようとする試みと言えるだろう。
最後にオリベラ氏は、ラビエッタは、車体のフロントコーナーからリアコーナーに至るシンプルなボーンライン、つまりキャラクターラインを特徴としており、ボディに構造を作り出しています。動的な方法で上から下半分に 分割し、動きのある感覚を生み出しており、車体下部の赤い仕上げは、アグレッシブな性質を強調しています」と締めくくっている。
Spyder7とプロジェクトを共有してくれた、セザール・オリベラ氏に感謝したい。