ホンダが海外で展開する高級ブランド「アキュラ」は2022年8月、かつて販売していたクロスオーバーSUV、『ZDX』を、同社初のフルエレクトリックモデルとして復活させることを正式に発表、そのプロトタイプが公式リークされた。
ZDXは、スポーティーなクーペと、実用性の高い4ドアセダン、ユーティリティ性を持つSUVを融合したデザインを持ち、2009年から2013年まで販売されていた。
公開されたプロトタイプは、かなりカモフラージュが厳重で、ディテールはまだ明かされていないが、フラットなルーフラインと短いオーバーハングを持ち、8月の「プライベート・アキュラ・レセプション」で初公開された『プレシジョンEVコンセプト』から多くスタイリングのインスピレーション得ることがわかっている。
またフロントエンドに従来のグリルはなく、バンパーに下部グリルが見える。さらにグリルの両側にはいくつかのアグレッシブなエアインテークの輪郭も確認でき、ヘッドライトの一部も見えるが、これはまだプレースホルダーのため最終デザインは隠されている。
ブランド初のフルエレクトリック・クロスオーバーとして導入されるZDXは、ゼネラルモーターズと共同で開発されており、「BEV3」プラットフォームを採用、「Ultium」バッテリーを搭載する。
市販型のパワートレイン詳細は不明だが、バッテリーとモーターの両方が、シボレー「ブレイザーEV」や、キャデラック「リリック」などのものに関連、全輪駆動パワートレインを提供することが濃厚で、ZDX「タイプS」がブレイザーEV SSと同じパワートレインを搭載し、557馬力を超える可能性があるという。
2024年のアキュラZDXとZDXタイプSの両方は2023年に発表される予定となっている。