ポルシェは現在、主力スポーツカー『911』ファミリー改良新型を開発中だが、ベーシックな『911カレラ』市販型プロトタイプをビデオが捉えた。
ニュルで捉えた開発車両のフロントエンドには、垂直のアクティブスラットを備えた新しいコーナーエアインテークを装備。ヘッドライトは形状そのままに內部LEDデイタイムランニングライトやターンシグナルが新設計される。後部ではボクスターGTSにも装備されているケイマGT4 GTS 4.0モデルに似たマフラーを装着しているほか、リアバンパーやLEDテールライトデザインが刷新されることは確実だろう。
ニュルでは、公道モデルと思えぬ爽快なサウンドを響かせストレートを駆け抜けるシーンが見られるほか、コーナーでも安定した走りを見せている。
パワートレインは、パワートレインの注目は、自然吸気4.0リットル水平方向6気筒ユニットの搭載だ。911はもともと自然吸気を採用していたが、CO2削減などの理由から991世代後期型以降ターボチャージャー付きに変更されていた。復活すれば大きな話題となりそうだ。さらに最新情報では、この4.0リットルから派生する小排気量のエンジンを搭載するモデルが新たに導入すると噂されている。
911(992世代)改良新型のワールドプレミアは、2023年前半と予想される。