2023年、「レース・オブ・チャンピオンズ(ROC)ネイションズカップ」がスウェーデンのピテ・ハブスバッドで開催された。
ROCは、世界最速の国を決める国別対抗戦で、2人一組で対決するレース競技だ。2023年は昨年同様、北極圏に近いスウェーデンのピテ・ハブスバッドに設置された氷上専用サーキットで開催された。
参戦メンバーには、F1引退直後のセバスチャン・ベッテルと、メルセデスのミック・シューマッハーを擁するチーム・ドイツ、圧倒的人気を誇り、2度のF1ワールドチャンピオンに輝いている「北欧の貴公子」ことミカ・ハッキネン、アルファロメオの現役F1ドライバーのバルテリ・ボッタスを擁するチーム・フィンランド、Wシリーズ2度のチャンピオンに輝いているジェイミー・チャドウィックと元F1レーサーデビッド・クルサードのチームGB(グレートブリテイン)、2022年大会で優勝したベター・ソルベルグとオリバー・ソルベルグが組むチーム・ノルウェーらで、極寒の北欧で熱い戦いが繰り広げられた。
決勝では、昨年覇者のオリバー・ソルベルグが、チームオールスターズのフェリペ・ドラゴビッチを打ち破り、チームノルウェーが連覇を成し遂げた。また2022年のFIA F2王者で、アストンマーティンのリザーブドライバーを務めるフェリペ・ドラゴビッチは、慣れない氷上レースに戸惑い、第3ヒートでペター・ソルベルグに敗れている。
全78カット、熱戦の模様をご覧頂きたい。