フォードは現在、コンパクトミニバン『トランジット クーリエ』次期型を開発しているが、その市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えた。
初代となる現行型クーリエは2013年に発売、9年の時を経て2代目に世代交代がなされる。トルネオ クーリエとしても知られるトランジット クーリエは、フォードラインアップのトランジット/トルネオ コネクトの下に配置されているメンバー最小モデルだ。
昨年9月には、「プーマクロスオーバー」のフロントエンドを装着した初期プロトタイプを撮影したが、そこには量産ボディとライトが装備されていなかった。今回捉えた開発車両は、エッジの効いたフロントエンド、プロダクションボディパネルをまとっている。大きなヘッドライトは、第5世代のエクスプローラーと第12世代のF-150のものと似た形をしているように見えるほか、かなりフラットなボンネット、大きなグリル、小さなロアバンパーインテークも見ることができる。
また先代よりボクシーで角ばっているボディやウィンドウを装備、ホイールベースはかなり短く見え、運転席側からスライドするリアドアはないようだ。 後部には、標準的な2ピースのテールゲートと、大型のトランジットカスタムによく似たテールライトが確認できる。
市販型では、現在のフィエスタをベースにしたプーマのプラットフォームの修正版に乗ると考えられており、先代の4つのグナット設定とは対照的に、5つのラグナットがある。これは、新しいモデルがわずかに大きな寸法と、より高い負荷容量を持っていることのヒントになるはずだ。
パワートレインは、内燃機関と電動パワートレインが計画されている。EVは遅れて2024年に登場するが、2023年内デビュー予定のICEモデルは、1.0リッターのEcoBoostがコアエンジンになると思われる。