東京オートサロン2023と併催の東京アウトドアショーに出品されたトヨタ『クラウン』は、来場者の間で大きな話題となった。高級車としてのイメージが強いクラウンが、バリバリのオフローダー仕様にカスタマイズされていたからだ。

トヨタが手がけたこの「クラウン アウトドアコンセプト」は、2022年に発売されたばかりの新型クラウン クロスオーバーをベースに、その名の通りアウトドアにおける利便性を高める専用装備が装着されている。ルーフキャリアやLEDライトはクロスオーバースタイルのベース車にもマッチしており、クラウンの秘めた可能性を見せてくれるものだ。リアシートはトランクスルーが可能になっており、長物の積載ができるようになった。

ボディカラーは『RAV4』などに設定されるアーバンカーキ。本来、クラウンには設定されていない色だ。また、車高が50mmリフトアップされて走破性が高められたほか、専用のオーバーフェンダーやアンダーガードが取り付けられ、タフさを演出する。牽引フックやマッドフラップにはクラウンのロゴが入り、こだわりが感じられるポイントだ。

「挑戦するクルマ」をテーマとする新型クラウン。今回出品されたモデルはまさに、新たな境地に挑戦する1台となっている。