BMWが現在開発を進めるクロスオーバークーペSUV、『X6』改良新型に設定される最強モデル『X6M』市販型デザインを大予想した。
9月に捉えた最新プロトタイプは、ボディ前後をカモフラージュしており、デザインディテールは不明だったが、プロトタイプをベースに制作した予想CGにより、明らかになっている。
お馴染みNikita Chuicko氏から提供されたCGのフロントエンドでは、バンパーに3分割された大型エアインテークを装備、エアロダイナミクスを向上させるスラットが端から端まで配置されかなりスポーティーだ。また新設計されたバンパーリップと、わずかに大型化されたラジエーターグリルも確認できる。
後部は、テールライトを始め、バンパーやディフューザーなど現行モデルとほぼ同じだが、スプリットトランクリッドスポイラーが刷新されている。
キャビン内には、BMW最新の「iDrive 8」ソフトウェアを採用したカーブドディスプレイを搭載する。BMWの最新のインフォテインメントを搭載する可能性がありそうだ。
パワートレインに関しては、全く異なる2つの噂がある。1つは、4.4リットルV型8気筒ツインターボ「S63」エンジンを搭載し、最高出力は600ps、高性能「コンペティション」では最大617psを発揮するというもの。
2番目の噂は、現在の「S63」エンジンから新しい「S68」V8エンジンに切り替わるというものだ。このエンジンはフラッグシップPHEV『コンセプトXM』の市販モデルで最初に搭載される予定のもので、その最高出力は750psにも達する。いずれにしてもBMWは「世界で最も強力なクーペSUVになる」と語っている。
X6M改良新型のデビューは当初2022年内と見られていたが、最新情報では2023年後半になるという。
Mr. Nikita Chuicko