VWは現在、旗艦クロスオーバーSUV『トゥアレグ』改良新型を開発中だが、その最終デザインがついに見えてきた。
スクープサイト「Spyder7」では、これまで何度か改良新型プロトタイプを捉えてきたが、そのスパイショットと、独自入手した情報により、デザイナーのNikita Chuicko氏が予想CGを制作した。
過去に捉えたプロトタイプは、一見フルヌードのようだったが、他のVWテスト車両と同様に実は重要な領域を巧妙なステッカーで覆っていた。しかし、予想CGから見えたフロントエンドには、現行型よりくっきりとしたLEDデイタイムランニングライトを配置し、スリムになったヘッドライトを装備、グリルのバーは3本に設計されている。またバンパーの下部エアインテークは、より太く力強くなっていることもわかる。
リアエンドでの注目はLEDテールライトだろう。グラフィックが変更されているばかりか、左右がストリップライトで接続されており、かなりスポーティーなイメージだ。
直近のスパイショットでは、動力計と呼ばれるものでエンジン試験設備の需要な機器ダイナモメーターでテストされていたことから、ボンネットの下でもアップデートが期待できる。最新情報では、新たに3.0リットルターボチャージャーエンジンと電気モーターを組み合わせた新PHEVモデルの導入が噂されている。だが、ディーゼルに関しては、より厳しい環境規制のために特定の市場から外される可能性がある。またトルセンセンターディファレンシャルロックを備えた4Motion全輪駆動機能を保持するほか、 8速自動トルクコンバーターギアボックスも改良新型に残る。
トゥアレグ改良新型のデビューは、2023年内となるだろう。