フェラーリは、2023年内に新型モデル4台をワールドプレミアすることを発表、そのうち一台は「ローマ スパイダー」で、もう一台は「812スーパーファスト」後継モデルである可能性が高い。
スクープサイト「Spyder7」では、これまで複数のフェラーリ開発車両を捉えてきた。そのうち一台が「ローマ スパイダー」(仮称)だ。以前捉えたプロトタイプは、サイドウィンドウに沿って新設計されたようなルーフラインが見てとれる。また後部デッキにはジッパーを備えた格納式ルーフ用カバーがあり、さらにAピラーがルーフと交わる角度から見ても、キャンバストップの可能性が高い。
ローマはポルトフィーノのクーペ版であり、現在はポルトフィーノMがそのオープンモデルの役目を果たしているため、このプロトタイプはポルトフィーノMの後継モデル、またはポルトフィーノの下にスロットされる新型モデルと思われる。
Spyder7では、ほかにRomaをベースにV12のエンジンを搭載をしたテストミュールも捕らえているが、これは「812スーパーファスト」の後継モデルになることが判明している。また昨年11月には「SF 90ストラダーレ」のロングテール採用の「SF 90 VS」と思われるプロトタイプも捉えた。そして4番目にモデルに関しては、定かではないが、「モンツァSP1/SP2」、「デイトナSP3」に続く、アイコナシリーズの超限定モデルの可能性もありそうだ。
同ブランドにおける2022年の業績面では、13,221台の車を販売、記録破りの年となるとともに、約15,000ドル(約200万円)のボーナスが出た従業員もいたという。その勢い止まらず、2023年から2026年の間には、初の量産フルエレクトリックモデルとハイパーカーを含む、なんと15台の車を発売することを約束しており、ニューモデルラッシュが見られそうだ。