トヨタは現在、最高級セダン『センチュリー』に、同車名を用いたクロスオーバーSUVを開発していると見られるが、その予想CGが制作された。
同ブランドでは、下に位置する「クラウン」新型4モデルのファミリーを順次発売予定だが、次はセンチュリーのようだ。初代センチュリーは、1967年に登場、現行型「UWG60」型は2018年から販売されている。これまでパフォーマンスモデル「GRMN」や、オープンモデル「コンバーチブル」が制作されたが、SUVは量産モデルとなりそうだ。
提携するデザイナー、Nikita Chuicko氏から提供された予想CGは、セダンのボックス型フォルムはそのままに、角型ライトやエレガントなフロントグリル、マルチスポークホイールなどを採用。サルーンをSUV化し、和製ロールスロイス「カリナン」に仕上げている。
現行型センチュリーは、レクサス「LS」のトヨタ「Nアーキテクチャ」を採用している。SUV版では、「グランド ハイランダー」から採用された「TNGA-K」プラットフォームをベースに開発が進められている可能性があり、ボディサイズは全長5345mm、全幅1980mm、全高1800mmとサルーンから大幅に拡大されると思われる。
予想されるパワートレインは、2つの噂があり、1つは「グランドハイランダー」から流用される2.4リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンに、2基のモーターを組み合わせた「ハイブリッドMAX」を搭載、最高出力は362psを発揮する。もう一つは、3.5リットルV型6気筒+2基のモーターを搭載するというもので、こちらはシステム合計で600ps以上が想定される。
センチュリーSUVの登場は2023年8月と予想。価格はランドクルーザー最高グレード「ZX」760万円の3倍以上となる2,280万円を超えてくると思われ、北米、欧州市場など世界展開される可能性もありそうだ。
Mr. Nikita Chuicko