MINIが現在開発を進める、小型クロスオーバーSUV『クロスオーバー』(海外名:カントリーマン)、フルエレクトリック(BEV)バージョンのプロトタイプ画像が公式リークされた。
MINIクロスオーバーは、2010年に導入されたモデルで、次世代モデルで初のフルエレクトリックバージョンが提供されることになる。同ブランドCEOのステファニー・ブルスト氏は「カントリーマン エレクトリック」は、「クーパー エレクトリック ハッチバック」と「エースマン クロスオーバー」と並んで、ブランドのラインナップに革命をもたらす、3つの完全電動モデルの最初のモデルになる」と語っている。
市販型では、「FAAR」プラットフォームを第3世代のBMW「X1」及び「iX1」
BEVバージョンと共有、フロントエンドがよりスクエアになり、フロントとリアのオーバーハングが大きく、全体的により頑丈に、ボディが拡大される。フロントエンドでは、クーパー エレクトリックやエースマンと同様のデザイン要素を持ち、ミニの新しい球状ヘッドライトが、より角ばったイメージとなる。
Spyder7では有力な市販型スペックも入手した。ベースモデルは54kWhのバッテリーを積み、シングルモーターにより最高出力188psを発揮。上位モデル「SE」では、64kWhのバッテリーを積み、デュアルモーターAWDにより最高出力268psを発揮する。以前と同様に、カントリーマンは4輪駆動を提供する唯一のMINIモデルであり続け、2025年のエースマンはFWDのみの提供が予想される。
また航続は、BMW「iX1」と同様に272マイル(438 km)。130kWのDC充電に対応し、29分で70%の充電が可能だという。
次世代のクロスオーバー(BEVと内燃機関のバリエーション)は、2023年後半からドイツのBMWグループのライプツィヒ工場で製造される予定だ。EVにもパフォーマンス志向の「JCW」バージョンが予定され、より強力でシャープなエクステリア スタイリングが期待できるだろう。
MINIクロスオーバー次期型のワールドプレミアは、2023年内と予想され、BEVバージョンはその半年後、EV発売は2024年夏ごろと思われる。