ヒョンデは現在、欧州Dセグメントセダン『ソナタ』改良新型を開発中だが、市販型プロトタイプを捉えるとともに、そのキャビン内、及び仕様メモを撮影した。
ソナタは1985年から販売されている、ヒョンデの主力モデルで、8代目となる現行型は2019年に登場、これが初の大幅改良となる。
捉えたプロトタイプはかなり厳重にディテールが隠されているが、フロントウィンドウにこの車が2.5リットル、GDIエンジン、オートマチックトランスミッション、そしてソナタにとって初となる全輪駆動を搭載していることを示す仕様書が貼られている。市販型では、1.6リットルターボチャージャーの代わりに、2.5リットル直列4気筒エンジンを搭載、最高出力は294ps、最大トルク421Nmを発揮すると予想される。
ウィンドウ越しに見えたキャビン内には、新設計されたダッシュボードとワイドスクリーンディスプレイが装備されている。後者は、デジタルインストルメントクラスターと、インフォテインメントシステムを1つの自立型ディスプレイに統合しているように見え、おそらく24インチ以上の大きさと予測される。またドアの内側のパネルにカモフラージュが見られるが、これは、アップデートがフェイスリフトによりかなり広範囲に影響することを示唆している。
フロントエンドでは、スリムなヘッドライトと新設計されたグリルを採用、後部ではテールライトのグラフィックもアップデートされる予定だ。
ソナタ改良新型のデビューは、最速で2023年内、遅れれば2024年前半となるだろう。