アウディが現在開発を進める主力ワゴン、『A4アバント』次世代型の最新プロトタイプにカメラが迫った。
まだまだ雪が残る、スウェーデン北部で捉えた次世代型「B10」プロトタイプは、ヘッドライトとテールライトだけでなく、ボディパネルすべてが量産コンポーネントだ。プロトタイプは、ボディをローダウンしており、リアエンドには四角いデュアルエキゾーストパイプがインストールされていることからも「S-Line」と思われる。
最も注目されるのは、世代間に大きな差別化が図られるヘッドライトの機能だろう。そこには、LEDデイタイムランニングライトが数十の小さなライトブロックで構成される、特徴的なLEDヘッドライトのセットが装備されている。
その詳細についてアウディは詳細を明かしていないが、A3プロトタイプでもわずかに異なる形で確認されている。新開発されたDRLは、一体型ヘッドライトのタイプよりもはるかに多くのランプ面積を占有しており、Spyder7が見た限り、それはライトユニットのほぼ半分だ。 また、メインライトの上に連続したライトストリップを配置する代わりに、LEDブロックが高い位置に確認できる。これらの写真が示すように、DRLは、方向指示器が作動したときにストロボオレンジ色のストリップを表示するように構成することも、ロット全体を点灯させることもできるようだ。
この段階では推測することしかできないが、これらのライトがさまざまな方法でどのように使用されるかは容易に想像できる。 歓迎の挨拶としてある種のアニメーションを表示する可能性が高いのだが、トリムレベルごとに異なるパターンを表示するか、選択された運転モードに応じてパターンを変更することを選択できると予想される。
キャビン内では、タブレットのようなインフォテインメントが残るだけでなく、さらに大きなスクリーンを設置する予定で、大きく突き出すレイアウトが採用される。さらに、フルデジタル化されたインストルメントクラスターは、ダッシュボードにすっきりと統合されなくなり、最新のBMW 3シリーズと、メルセデスベンツCクラスを反映している。ほとんどの機能はセンターディスプレイからアクセスするため、従来のボタンはほとんどない。
パワートレインでは、ユーロ7の排出規制が迫っているため、マイルドハイブリッドテクノロジーが惜しみなく適用されることは間違いない。またハードコアRS4アバントでは、プラグインハイブリッドパワートレインを搭載することがすでに確認されている。
第6世代となるA4アバント次世代型のワールドプレミアは、2023年後半と予想されており、VWパサート同様にセダンを廃止、ワゴンボディのみの提供と噂されている。