ポルシェは現在、フラッグシップ・クロスオーバーSUV『K1』(社内コード)を開発中と見られるが、年次記者会見でその姿が少し見えてきた。
K1は、ポルシェが2027年に向けて開発中のモデルで、カイエンの上に位置し、アストン「マーティンDBX」、ベントレー「ベンテイガ」、ランボルギーニ「ウルス」などのスーパーSUVと戦うことは公然の秘密だ。
年次記者会見で公開されたティザーイメージでは、フェラーリ「プロサングエ」よりさらにスポーティ、かつ滑らかでセクシーなファストバック形状が明らかになった。
フロント3/4の角度からみえる画像では、尖ったフロントフェンダー、タイカンスタイルのヘッドライトナセルを装備。鋭く傾斜したフロントガラスを見ると、マカンやカイエンよりもはるかにスポーティな外観のマシンであることが明らかだ。また限定版の「911スポーツクラシック」に見られるようなダブルバブル・シェイプルーフも装備しているように見える。
ラインナップを示唆する表を見ると、SUVは「ライフスタイル」として提供されるマカン、「機能性」の高いカイエン、「プレステージ」とタグ付けする新型SUVが頂点に配置されているが、最終車名は明かされていない。
同社CEOであるオリバー・ブルーメ氏は、ビデオプレゼンテーションで「カイエンの上にスポーティなSUVとして位置付けられた新しい電気SUVを配置することで、高級セグメントにおける当社の地位をさらに強調し強化する。新世代フラッグシップSUVは、特に中国と米国で「飛躍的に」利益を促進するための重要なツールになる」と述べている。
同氏は、K1がタイカン次期型に予定されている「SSP」プラットフォームを中心に構築されること以外、多くの技術的な詳細を明らかにしていないが、市販型では、「フライライン」(ファストバック テール)、印象的なパフォーマンス、自動運転機能、そして「 新しいインテリア体験」などを提供するという。
K1のデビューは2027年とまだ先だが、その詳細を入手次第、お伝えしていこう。