BMWは現在、欧州Eセグメント人気モデル『5シリーズ』のフルエレクトリックバージョンとなる『i5』ファミリーを開発中だが、ワールドプレミアが10月となることを発表、初のティザーイメージを公開した。
ティザーイメージでは、ロングノーズのシルエットや、縦基調の新LEDデュアルデイタイムランニングライトが見てとれる。またバッテリー駆動のツーリングと、電動パワートレインを備えた5シリーズ「M」モデルの登場も確認できた。
同ブランドのAG取締役会会長であるオリバー・ツィプセ氏は、「フルエレクトリック「i4 M50」は、BMWがダイナミックなパフォーマンスと電動モビリティを完璧に融合させていることを示しており、これは、2022年に世界で最も売れたBMW Mモデルでした。完全電動パフォーマンスモデル「M」も、新しいBMW 5シリーズ セダンのラインナップに含まれます。」とのべた。
i4 M50では、デュアルモーターを搭載、最高出力536psを発揮、0-96km/h加速は3.9秒の動力パフォーマンスを持つ。一方i5のMバージョン(おそらi5 M60と呼ばれる)では「iX M60」と同じ電動システムを採用し、デュアルモーターによる全輪駆動で、最高出力は619psに到達。100km/hまで3.8秒以下で駆け抜けると予想される。
5シリーズ次期型では、フルエレクトリックのみを提供するのではなく、市場に応じた新世代モデルを用意、プラグインハイブリッド、ガソリン、およびディーゼルエンジンなどが提供される。また内燃機関のパワートレインには、48ボルトのマイルドハイブリッドシステムが搭載される。
キャビン内では、新しいステアリングホイール、アップデートされたスイッチ類、およびコンパクトなシフターが装備される。さらに12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと、14.9インチのインフォテインメントシステムで構成される曲面ディスプレイが追加、最近発表されたBMW iDrive 8.5インフォテインメントシステムが全モデルに標準装備されることが濃厚だ。