フォードのファミリーミニバン、『トルネオ クーリエ』次期型プロトタイプをスクープサイト「Spyder7」のカメラが初めて捉えた。
トルネオ クーリエは、「フォードトランジット」ラインナップで最もファミリー需要の高いモデルだ。同じプラットフォームを用いた「フィエスタ」が廃止されると噂される中、トランジット クーリエは次世代へ受け継がれることが確定した。
北欧で捉えたプロトタイプは、乗用車モデルだが、商用バンと乗用バンの両方では同じボクシー構造を共有。フロントエンドには、大型Fシリーズ・トラックにインスパイアされたヘッドランプ・スタックを備えている。また以前捉えた商用バンほどカモフラージュがされてなく、新設計の逆L字型ヘッドライトに隣接する、スリムな水平バーを備えた大型グリルが見てとれるほか、下部バンパーには、台形グリルも確認できる。
乗用車バージョンには、両側にスライドドアを装備、2列目シートへのアクセスを容易にさせる。またVW「キャディ」似たキャラクターラインも配置されている。
注目のキャビン内には、別々のデジタルインストルメントクラスターと、インフォテインメントスクリーンを含むダッシュボードが見てとれる。これらのスクリーンは、1枚ガラスの後ろに隠れているため、1つの巨大なスクリーンと錯覚してしまうが、実は独立している。インフォテイメントが、フォードの最新の「SYNC」オペレーティングソフトウェアを実行していることは間違いないだろう。
パワートレインは、最高出力125psを発揮する1.0リットル「Ecoboost」マイルドハイブリッドガソリンエンジンなどがラインナップされ、基本的にはマニュアルトランスミッションのみが提供される。しかし、スパイショットでは、7速パワーシフト・デュアルクラッチギアボックスが装備されているようだ。また遅れて2024年から2025年には、フルエレクトリックバージョンの導入も濃厚となっている。