BMWは3月、コンパクトモデル『2シリーズ クーペ』に設定されるハードコアモデル『M2』新型を発表したが、注目の上位モデル「コンペティション」の導入が未定であることがわかった。
BMW「M」トップマネージャーによると、現在「M2コンペティション」は準備されていないばかりか、今後数年間はカードにさえ含まれていない模様だ。つまり最速でもモデルの大幅改良のタイミングになるが、実現しない可能性もあるという。さらに期待されていた全輪駆動システム搭載モデルも当面ないという。
それらはBMWファンにとって残念ではあると思うが、そもそもM2新型はボンネットの下に3.0リットル直列6気筒ターボチャージャー「S58」エンジンを搭載、最高出力は先代より48psも向上し453psを発揮し、最大トルクは550Nmを誇る。また0-100km/h加速は8速ATで3.9秒、6速MTで4.1秒、最高速度は285km/h(リミッター作動)を誇るスーパーコンパクトモデルであり、新型M2は十分な性能という自負があるのだろう。
ただし、嬉しい情報もある。現在M2新型は「ザントフォールト ブルー」、「トロント レッド」、ブ「ルックリン グレー」、「アルパイン ホワイト」、「サファイア ブラック」の5つのエクステリア カラーから選択可能だが、あらたにパフォーマンスモデルに相応しいマット仕上げを導入し、ボディカラーを拡大する計画があるという。
果たしてM2新型に「コンペティション」は登場するのか、情報が入り次第報告しよう。