三菱は3月、「バンコクモーターショー2023」において、『トライトン/L200』次世代型を示唆する「XRT CONCEPT」を発表したが、その市販型デザインを予想プレビューした。
第二世代となる現行型は2014年に登場、これが9年ぶりのフルモデルチェンジとなる。XRTコンセプトはカモフラージュラップされ、ディテールは隠されていたが、デザイナーNikia Chuicko氏が制作したCGでは、そのデザインすべてが明らかになっている。
フロントエンドには、スプリットヘッドライトを採用、上部にはL字型のデイタイムランニングライトが内蔵されているほか、押しの強いグリルはコンセプトと若干異なるハーフカップ型のパターンが装備されている。後部では複雑化され、立体的に新設計されたLEDデイタイムランニングライトが確認できる。
市販型では、大幅に刷新されたラダーフレームのシャシーが採用され、日産「ナバラ」改良新型と共有する。どちらもホイールベースが長くなるほか、荷台が大きくなる可能性があるという。
パワートレインは明らかにされていないが、ディーゼルエンジンがラインナップされることを発表。電動化の可能性もありそうで、排出ガス基準が厳しいヨーロッパでは、『アウトランダーPHEV』のパワートレインに近いPHEVシステムが搭載されると予想される。
トライトン次期型のワールドプレミアは、2023年内とみられるほか、2025年から2028年の間には全電動ピックアップトラックも登場予定だ。さらにこのピックアップトラックをベースにした、パジェロスポーツ次期型もこの期間にデビューが噂されている。
Mr. Nikita Chuicko