BMWは現在、2ドアスポーツカー『4シリーズ クーペ』改良新型の開発に着手しているが、その派生オープンとなる『4シリーズ カブリオレ』市販型2台のプロトタイプをカメラが初めて捉えた。
4シリーズクーペは、それまでの『3シリーズクーペ』後継モデルとして2013年に登場。2020年にデビューした第二世代(G22型)では、バンパーにまで達する巨大キドニーグリルが初採用され物議を醸した。
先日クーペ開発車両を捉えた同じ場所でスクープした2台のプロトタイプだが、どちらもクーペ同様にLEDデイタイムランニングライトを刷新。現行型のハーフカップデザインから、『X5』/『X6』などの最新モデルで採用されている、ブーメランスタイルへと新設計されている。
しかしシルバーホイールを装着したプロトタイプは、リアエンドに角張ったデュアルエキゾーストパイプをインストールしており、最上位モデルの『M440iカブリオレ』と思われる。またこちらのプロトタイプはキドニーグリルが隠されており、M専用デザインが与えられる可能性がありそうだ。
4シリーズのキャビン内は、1月にアップデートし、デュアルスクリーン「iDrive 8システム」をインストールした。そこには12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと、より大きな14.9インチのインフォテインメントスクリーンが搭載されている。おそらく変更はないとみられるが、iDriveロータリーコントローラーを失う最新のモデルになる可能性もあるという。
パワートレインは、マイルドハイブリッド技術を導入した3.0リットル直列6気筒DOHCターボ「B58」エンジンを搭載、最高出力は387psを発揮する。キャリオーバーされるかは不明で、マイナーなアップデートがなされるかもしれないだろう。
M440iカブリオレ改良新型のデビューは、2023年春頃と予想される。