ランドローバーのカスタマイズを手掛ける「Defender Mods」社は、『ディフェンダー』用のオフロードタイヤ「タンク エディション」を開発、4つの車輪すべてをタンクトラックに置き換え、起伏の多い地形での自由度を高めてくれる。
4ボトル・オン・タンクトラックは、同数の特注アダプターのおかげで、サスペンションを変更することなく、既存のホイールマウントポイントに取り付けられるという。SUVからタンクへの変更は、4つのタイヤすべてを交換するのとほぼ同じくらい簡単だが、交換にはかなり背の高いジャッキが必要になりそうだ。
履帯(キャタピラー)は、ランドローバーのユニボディシャーシと同様に、高強度で熱処理された軽量のアルミニウムで作られており、 各トラックの重さは約350ポンド(158 kg)であるため、フルセットの重さは1,400ポンド(635 kg)にもなる。幅は16インチで、もかなり背が高く、ディフェンダーの最低地上高を20インチ(508 mm)に倍増させる。s
タンク エディションは最強であるとともに、いくつかの弱点もある。SUVへの乗り降りが難しくなるだけでなく、最高速度は40mph (64 km/h)に制限、これは地形にも依存するため、装着したまま舗装路で走行することは勧められないという。
今回公開された「タンク エディション」の画像は、実物ではなく3Dで制作されたプレビューだ。ただし、同社では、すでにディフェンダーのオーナーから受注を受けており、2023年後半に利用可能になるファーストロットのキットリストを作成しているという。