中国ジーリー(吉利汽車)の高級EVブランド「Zeekr」(ジーカー)が開発を進める、完全自律型ロボタクシーの最新プロトタイプをカメラが捉えた。
グーグルを所有・運営する会社「Alphabet」(アルファベット)は現在、ロボタクシー事業の「Waymo」も運営しており、ウーバーやリフトに対抗するため、米国の主要都市で自動配車サービスを立ち上げようとしている。
自動運転開発のWaymoが、提供するのが、ジーカーが製造する次世代EVロボタクシーだ。すでにフェニックスのダウンタウンとイーストバレーで完全自動運転の乗り物を提供しており、事業を拡大して、車両を新しい電気自動車に置き換えたいと考えている。中国のZeekr(ジーカー)は、これらの車両を開発するという目標を課されており、昨年から度々プロトタイプが目撃されている。
スウェーデン北部で撮影された最新プロトタイプは、カモフラージュが厳重だが、伝えられるところによると、車両の卵形は室内スペースを最大化し、キャビンとシートへのアクセスを容易するという。
インテリアに関しては、フラットなフロアと乗客のための広いスペースが期待されており、インフォテインメント画面や、スマートフォンの充電器などの機能は、顧客の乗車をより快適にするために後部に配置される可能性がある。このプロトタイプにはハンドルがあり、自動運転技術は後日登場する可能性が高いが、そのコックピットは謎だ。
昨年ジーカーはデュアルモーターシステムにより最高出力536ps、0-100km/h加速4.5秒を発揮する高級EVミニバン『009』を発表している。ロボタクシーのパワートレインやEVスペックは明かされていないが、この009のスペックがある程度参考になりそうだ。