ホンダは世界に誇るパフォーマンスハッチバック、『シビック タイプR』が、ニュルブルクリンクサーキット北コースにて、FF最速市販車レコードを叩き出したことを発表した。
これまでのFF最速は、ルノー「メガーヌRSトロフィーR」の7分45秒389だったが、今回タイプR新型は7分44秒881のラップタイムを計測、フルモデルチェンジによる性能アップを実力で証明した。
2019年ニュルブルクリンクトラックは新しいルールを制定、ノルドシュライフェ1周を12.800マイル(20.600 km)から12.944マイルに延長しており、タイプRの2023バージョンでは、新しいレギュレーションの下でラップを完了している。
ホンダの開発リーダーである柿沼秀樹氏は、「前世代のシビック タイプRがラップレコードを樹立してから6年後、このタイプR新型に注ぎ込んだすべての情熱とすべての進歩の結果、この新しい次元に到達しました」と語っている。
シビックタイプR新型では、パワートレインにわずかな変更しか加えていない。「K20C1」エンジンは最高出力330を発揮、前世代のタイプRより10ps増加しただけだ。 しかし、フロントエンドエアインテークの拡大、ラジエーターグリルの改善による冷却機能、エアロダイナミクス、及びダウンフォースの向上により動力パフォーマンスを進化させている。