アストンマーティンの伝統的クーペ、『ヴァンテージ』派生モデルとなる『ヴァンテージ ロードスター』新型プロトタイプをカメラが初めて捉えた。
初代ヴァンテージは1977年に登場、「英国初のスーパーカー」と称された。第4世代となる現行型は2018年にデビュー、ドロップトップバージョンの「ロードスター」はこの世代から導入されている。
同ブランドでは、今後24ヶ月以内に8つの新型モデルを発売する計画を立てており、ヴァンテージ ロードスターはその内の1台とみられる。ただしこのプロトタイプが初期のテストミュールでない限り、次世代型というよりビッグマイナーチェンジという感じだ。
とはいうものの、フロントエンドには、新設計されたバンパーを装備、中央にセンサーポッドを備えた幅広のグリルが採用されている。さらに後部に伸びる「スイープバックレイアウト」のヘッドライト、際立つフロントリップスポイラーが確認できるほか、中央付近に再配置されたボンネットベントも見逃せない。
後部は、限定モデルの「V12ヴァンテージ ロードスター」に見られるものと同じ、「ベンチレーテッドリアバンパー」を装備、クワッドエキゾーストシステムとディフューザーは今後着手される可能性がありそうだ。
そしてインテリアにもエキサイティングなことが起こりそうだ。新型ではメルセデス製の古いインフォテインメントを捨てて、新しいセットアップを導入、現在多数存在する物理的なボタンやノブを廃止するほか、小さな8インチインフォテイメントディスプレイを追加すると思われる。
現行型パワートレインは、4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載、最高出力510ps、最大トルク685Nmを発揮。0-100km/hを3.8秒で加速し、最高速度306km/hの動力パフォーマンスを持つ。新型でもV8は継承するとみられるが、スペックが微調整される可能性はあるだろう。
